炎上解説コラム
カレーチェーン店のバイトテロ!!企業の対応を検証
2021年11月05日
大手カレーチェーン店のアルバイト店員による不衛生行為を撮影した動画が拡散し、炎上というバイトテロが報道されました。
今回も以下の観点で検証してみます。
今回も以下の観点で検証してみます。
この企業が、この事案をどの時点で知ったのか?
記事によると、発生したのは6月12日(土)夕方。今回も、フォロワーしか見れない鍵付きInstagramアカウントへのストーリーズ(24時間で閲覧できなくなる投稿方法)投稿から他に転載され、6月12日(土)深夜には拡散が始まっている模様です。
同社の本部は『別の店から連絡があった』ことにより察知したと書かれており、本部としてのモニタリング体制は無かったか、機能しなかったと推察されます。(炎上事案は休日や深夜に起こりやすく、本部スタッフが勤務していなかった可能性もあります)
その後どういう対応をしたのか?
発覚当日に店の営業を停止し、翌日に営業再開ということは、13日(日)には店舗に対しては対処していたということになります。
同社がお詫び文をHPに掲載したのが6月14日(月)午後1時43分。拡散開始から36時間前後の発表となります。
このような事案では発見から24時間以内の対応が望ましいので、24時間以内には初動対応ができていた点、そしてニュースメディアが気づいて取材を入れる前に自ら発表している(と思われる)点が評価できます。 ただし処分についてはもう一歩踏み込んだ発表ができていれば良かったと考えます。
従業員教育はどのようにしていたのか?
恐らくマニュアル等でモラルについて触れ、徹底を促していたと思われますが、今回問題が発生した店舗はフランチャイズ店だったようで、なかなか本部からの教育が行き届かなかった可能性があります。
飲食業界は不衛生な内容のバイトテロが一度発生するとダメージが大きく、信頼回復にも時間がかかります。教育はやはり、当事者本人へのダメージも教えていかないと、根絶はなかなか難しいのかもしれません。
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