新入社員に知ってほしい!ネット炎上対策の心得
2022年03月29日
社会人の一人として、会社の看板を背負っている以上、一挙手一投足に責任があります。たとえネット上の発言であっても、一人の軽率な投稿は、個人を特定されてしまい、自分だけでなく職場や家族などの実生活にも被害を及ぼします。自分の人生だけでなく他人の人生まで狂わせしまうのです。そこで今回は、新入社員の方々に知ってほしい「ネット炎上対策の心得」をご紹介します。
機密情報流出
会社には、お客様やクライアントからお預かりした情報があります。よくあるのが、社内で撮影した写真に、個人情報の書類が写って大問題になったというケースです。注意が必要なのは個人情報が書かれた書類が写りこむような事故だけではありません。上場企業のインサイダー情報や、発売前の新商品についてなど、企業の機密情報を、SNS投稿で発信する行為は、たとえ閲覧者を限定した非公開設定だとしてもしてはいけません。それを見た第三者がスクリーンショットなどで撮った情報を拡散するリスクがあります。もし流出させてしまった場合、刑事罰や行政罰、損害賠償請求まで発展する可能性もあります。
食事の席での発言
同僚や学生時代の友人と会って近況報告、趣味、思い出話など、色々な話で盛り上がるケースもあるかと思います。この場合にも、飲み会中に業務上知り得た情報(発表前の新商品の話、上場情報など)を話題とするのは厳禁です。周囲でそれを聞いた第三者がSNSで投稿し、漏洩させてしまうことだってあります。お酒を飲むと気が緩んでしまうのでしょうが、特に注意が必要です。また、社員証をぶら下げて喫煙所、電車、エレベーターなどで話している方が稀にいますが、社外にいる時は、社員証をしまい、発言には気を付けましょう。
倫理的・道徳的に違反している投稿
冷蔵庫に入る、食材でふざける等の「バイトテロ」と呼ばれる投稿も頻発しております。正社員の方でも、「芸能人が来た」等を投稿してしまい、ネット上で非難を浴びるケースもあります。人権に関わる投稿もやめましょう。特定の人種、ジェンダー、宗教に対して偏った考えを投稿することで、非難を浴びる事案が増えています。ネット上には「特定班」と呼ばれる個人情報を特定する方がいますので、勤め先、企業、学校、居住地でさえも特定され、職場に迷惑をかけるのみならず、自分や家族の人生も狂わせます。社会人として自覚ある行動や投稿をするように努めましょう。
まとめ
今回は代表的なネット炎上対策の心得についてまとめてみました。他にもハラスメント関連、ステマ行為などもあり、注意が必要な事項は多岐に渡ります。
ネット炎上の原因として、「SNS・ネット炎上の知識不足」と「他人事というスタンス」が挙げられます。多くの当事者たちが、「まさか自分が炎上すると思っていなかった」と話しています。弊社では、課題やレベルに合わせたセミナーの実施、ネット炎上を疑似体験し、「自分ごと化」できるe-learningをご用意しています。無料お試しや無料セミナーという形式でも対応可能ですし、ご相談だけののみでもいつでも受け付けております。
いつでも・どこでも・だれでも当事者となり得る「ネット炎上」。このリスクに対して、企業だけでなく、従業員レベルでの予防対策を検討してみてはいかがでしょうか。
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